3月、「はじまりの」季節

前回のレポート提出からもう2週間経ってしまったとは。ついに月をまたぎ、今日は3月1日。SNSには高校時代の後輩の受験期終了の知らせや、卒業式の写真が溢れ、別れの季節を感じる。しかしここECUは、はじまりの季節真っただ中だ。

僕が到着した直後は僕のほかに誰もいなかった部屋にも3人のルームメイトが入った。みんな今年から大学に入学する1年生で、偶然にも(?)みんな西オーストラリア州出身のオージーだ。僕のフライパンと武器食器と包丁しか無かった台所にも、彼らが実家から持ってきたミキサーやら、焼けたトーストが飛び出すやつやら、さらにはワッフルを作る鉄板や炭酸を作る機械まで置かれるようになりなんだか「普通の家」のようになってきた。留学目的で来 ている身、贅沢しているようでどこか後ろめたい。しかし、自分以外の人の作る料理の香りが部屋に入ってくるようになり、幸せな気分だ。

同じように、寮や構内もにぎやかになってきた。毎日のようにあちこちでウェルカムパーティーが開かれている。都市大生の歓迎、寮での新歓、ECUの部活勧誘、ECU 主催の「トガ」パーティー、ECCollegeの新歓、などなど、だ。特に寮やECCにはオーストラリアを含む様々な国から学生が集まっているため参加者も多国籍で、色々な国の服装を見ることができて面白かった。

寮のパーティー それぞれ、自分の国(っぽい)服を着て参加
相撲レスリングのブース 試合をするときは頭にマゲ付きのヘルメットをかぶる

また、そこでは決まって「ソーセージシズル」が配られるのでお昼ご飯代が浮 き、手間も省けるので、節約をしたい僕にとっては最高の期間だった。この「ソ ーセージシズル」はミートパイやフィッシュ&チップスに並ぶオーストラリアの国民食で、牛肉のソーセージをパンで挟んだ、見た目ホットドッグな食べ物だ。レストランではほとんど売られておらず、イベントでしか手に入らないと聞くから、図らずも留学ならではの貴重な体験ができて嬉しい。

とはいえ、もう少しで日本を出発してから1ヶ月が経つ。いつまでも新入生気分ではいられない。今まで以上に、積極的な生活を送りたいと思う。

ソーセージシズル

特派員:枝迫 雄大(環境学部 環境創生学科)

(TAP特派員レポート Vol.255 「☆3 月、「はじまりの」季節」2018.3 より)

https://www.tcu.ac.jp/tap/pdf/report/tap_report_vo266.pdf

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