多文化主義のオーストラリア。パースやジュンダラップの街を歩いていると、色々な人種の人たちとすれ違う。アジア、インド、アフリカ、ヨーロッパ…日本ではハーフやクオーターと呼ばれるような人まで、様々だ。
先日は、ヒンズー教徒のお祭り「Holi Party」に参加したが、そこにはたくさんの、インド、ネパールといった国の人たちと現地の人たちが集まっていた。Holi Party では、春の訪れを新たな気持ちで迎えるために、色水やパウダーをお互いに掛け合う。インドの春は知らないが、豊かな色彩を身に着けると、夏の日差しの中にいながらも、春の草花を懐かしく思ってしまう。
アジア人、日本人のコミュニティも多くある。 ジュンダラップ駅の周辺には2つのアジア食料品店があり、お米やラーメンなどのアジア食材をはじめ、味噌汁や納豆など日本の食材も多く揃っている。
またパースの中心街では、土曜の一日を使って「JAPAN FESTIVAL」も行われていた。いろいろな日本食の屋台が出店されていたり、日本人によるパフォーマンスも披露されたりしてい て、現地の人たちのみならず、日本人も多く集まっていた。(写真なし)
この3月には、緑のコスチュームで有名な、アイルランドの「セントパトリックデー」もあり、4月になればキリストの復活祭「イースター」のイベントも開かれる。参加しようと考えていて、今から楽しみだ。
毎週何かのイベントが行われている。文化の多様性を大事にするこの町は、とても心地のいい場所だ。最近では東京でも外国語を耳にする機会は少なくない。日本もオーストラリアと同じように、文化を共有しあえるような国であってほしいと思う。
特派員:枝迫 雄大(環境学部 環境創生学科)
(TAP特派員レポート Vol.276 「☆「カラフル」が大事。」2018.4 より)
https://www.tcu.ac.jp/tap/pdf/report/tap_report_vo276.pdf