95の国と地域から。

世界スカウトムートというボーイスカウトの大会があり、その15回目がアイスランドで行われた。ボーイスカウトの中でも特に青年代のスカウトのための集まりで、参加には18歳~25歳という年齢制限があった。

ボーイスカウト日本連盟からは僕を含めた17人のスカウトと2人の指導者が派遣された。

大会へは95の国と地域から5000人を超えるスカウトが集まり、2週間を共に過ごした。期間の前半と後半では生活のスタイルが大きく異なり、前半は数か所のキャンプサイトに分かれ、班を単位に生活した。

僕が配属されたのは Troop AKRA07 の Patrol 2 だった。前半のキャンプサイトはAkranes(アクラネース)という町の、海に臨む崖の上にあり、5000人のうち360人がここで生活した。

Patrol AKRA07 -2 on the 崖

数時間後にはテント村ができている

さえぎる物は何もない太陽を浴びた崖の上は、日中暖かくなる。洗濯物もよく乾いた。13度くらいにはなっていただろうか、厚着の下にじっとり汗をかく。

アイスランドの夏はほとんど日が沈まない。野外にいるとずっと明るいため、夜になったと気づかずに遊んでしまう。僕たちは毎晩、スピーカーを囲んで踊っていた。

ずっとそこにいる。やっと沈んだと思うと、数時間後に少しずれたところから出てくる。

キャンプサイトには日本で見たことが無いような植物がたくさん見られた。

たぶん、飛んできた綿が引っかかっているんだと思う。

Akranesのメンバー

後半は参加者全員がÚlfljótsvatnのスカウトセンターに集まり、さらに交流を深めていく。

テーマはchange。